私とAmazon|ネット通販を利用し始めた頃のこと|思い出
インターネットを使い始めた頃
私がインターネットを始めたのは、1999年になってからです。
1999年に、進学のため東京で独り暮らしをすることになった、ということで、だったら調べ物でインターネットができたら便利そうだ、ということで始めました。
大学生協でノートパソコンを買ったことも大きいかと思います。
1999年というのは、少しずつインターネットが普及し始めている時期です。
光回線はまだまだ高価な存在で、だいたいはダイヤルアップ接続、あるいはADSLに加入してインターネットを利用している人が多かったように思います。
なお、携帯電話は普及していましたが、その当時は料金が高く、速度も遅かったので、電話以外の使い方ではインターネットをする機器というよりは、ビジネス用にメールなど主に文字データを送信するための機器として使われていたように思います(あまりモバイル、という言葉すら聞かなかった)
なお、モバイル、という言葉が普及していなかったのと同時に、1999年ごろはブログ、という言葉もあまり聴き慣れない言葉でした(徐々に知名度を得ようとしていた)
「Amazon?なんだそれ??」
調べてみると、Amazonの日本向けサービスが開始されたのは2000年になってからのようです。
まだインターネットで物を買う、という習慣が無かったということですね。
確かに、顔もわからない相手とメッセージのやりとりだけで売買契約を結ぶ、しかもそれを得体の知れない新しいメディアのインターネットで行う、ということは、最初は「なんだそれ??」となります。
実際、私がAmazonで何か実際に買ったのも、2006年ごろになってからだったように思います。
昔は本ばかり買っていた
Amazonを利用するようになった理由は、Amazonのサービスが世の中に浸透し始めて、どうやら便利らしい、ということがわかったのと、信頼できそうだ、ということ、さらに、自分でクレジットカードを持ったことが大きかったと思います。
当時購入していたのは、主に書籍だけでした。
なお、書籍に関しては、当時、他の書籍を専門に通販するサイトも利用しており、その流れでAmazonも使ってみた、というのが実際です。
そのうち、古本が手に入るらしいことがわかったり、珍しい本が見つかるようになったので、利用を増やしていきました。
パソコンゲーム
Amazonは知らない間に規模を拡大していって、いろんな物を扱うようになっていきました。
最初は本だけを買っていた私も、パソコンゲームを購入するようになります(昔はパソコンゲームが趣味だった)
当時はダウンロード販売が一般的ではない時代で、CD-ROMやDVDーROMで供給されていました。
そのため、パッケージされた状態のパソコンゲームを買いに行かないといけない状態だったのですが、これは単価が高いだけで本を買うのと同じような感覚でした。
Amazonで買う前は、違う通販サイトを利用していましたが、いつの間にかAmazonを利用するようになっていました。
なんでも揃うAmazon
Amazonは、品揃えが魅力でした。
そのうち、特に買う気はないけどAmazonを眺めている、という状態になりました。
クレジットカードを登録しているので、心惹かれる商品があるととりあえずカートに保存しておき、数日経っても気になっていたらついポチッと…ということも度々ありました。
まさに、数の力です。
時代は変わっていく
今や、Amazonはオフライン店舗(昔はそんな言葉すら無かった)を侵食しています。消費者にとっては注文すれば届くので便利にはなりましたが、身近にある商店が消滅する、という不便さも生んでいます。
昔では考えられなかったことです。
ただ、言えそうなのは、物を買わないと人間は生きていけないのであり、そのニーズを汲み取ることができたかどうか、ということに違いがあるのならば、Amazonは実に巧みだった、ということでしょう。
今後、Amazonに代わるサービスが生まれていくのかどうか?
もしかしたら、将来は無人の自動運転車が町中をウロウロしていて、そこには荷物がたくさん積まれていて、まるでサンタクロースのように商品を配り歩いているのかも知れません。
そレを利用しているサービスがAmazonなのか、他のサービス事業者なのかはわかりませんが(そんな車がウロウロしているかどうかもまだわからない)