Raspbery-piで作るハイレゾミュージックサーバー
Raspbery-piとは何か?
Raspberry Pi
Raspberry Pi(ラズベリー パイ)は、ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータ。イギリスのラズベリーパイ財団によって開発されている。日本語では略称としてラズパイとも呼ばれる[2]。
教育で利用されることを想定して制作された。IoTが隆盛した2010年代後半以降は、安価に入手できるシングルボードコンピュータとして趣味や業務(試作品の開発)等としても用いられるようになった。
概要[編集]
Raspberry Piは、かつてイギリスで教育用コンピュータとして普及したエイコーン社「BBC Micro(1981年)」の再来として、学校で基本的なコンピュータ科学の教育を促進することを意図している[3][4][5][6][7]。Model A、Model Bという名称もBBC Microに由来しており、サポートされるコンピュータ言語の中にはBBC Microで利用されたBBC Basicも含まれている。
ハードウェア的にはエイコーン社が開発したARMプロセッサを搭載している。また、エイコーンのオペレーティングシステム (OS) であるRISC OSも、Raspberry Pi用がRISC OS Open Limitedより公式リリースされている。 内蔵ハードディスクやソリッドステートドライブを搭載しない代わりに、SDメモリーカード(SDカード)またはmicroSDメモリーカード (microSD) を起動および長期保存用のストレージに利用する[8]。
累計販売台数は2013年10月31日までで200万台[9]、2014年6月11日までで300万台[10]、2015年2月18日までで500万台[11]、2015年10月13日までで700万台[12]、2016年2月29日までで800万台[13]、2016年9月8日までで1,000万台[14]、2016年11月25日までで1,100万台[15]、2018年3月14日までで1,900万台[16]、2019年12月14日までで3,000万台[17]となっている。
Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/Raspberry_Pi#Mathematica
Raspberry Pi(ラズベリーパイ、以下ラズパイと呼びます)は、安価に購入できるコンピュータです。
教育用途向けに作られた、という背景がありますが、ホビー向けとしても注目を集めています。
なお、本当に製品本体は手のひらに乗るくらいの小さな基板1枚で収まっています。
ケースや電源は付属していませんが、購入する際はケースがついているものを選んだ方が無難かと思います(拡張端子の穴を開けるのは、自作では結構難しそうです)
難しい?
ラズパイには基本的にWindowsやMacのような親切なアプリケーションソフトは流通していない、と考えてください。
ラズパイはLinuxで動くコンピュータです。
Linuxはフリーで手に入るOSで、それなりに敷居が高いものです。
コンピュータに興味がある人なら苦にならないと思いますが、初心者には扱いにくいものです。
ただし、良い点もあります。
アプリケーションもほとんどが無料で配布されており、有料アプリと同じくらいの機能を備えたものが無料で使用できます。
音楽サーバーを作る時も、必要なソフトウェアは無料で手に入ります。
オーディオ用途としてのラズパイ
さて、ラズパイでできることは色々とあるのですが、実用性が高いのは音楽用途です。
ラズパイはBluetoothとW-Fiを内蔵しており、HDMI端子も内蔵しています。これらを利用すれば、無線LANでデータを受信してラズパイでハイレゾ処理してスピーカーで聴く、という使い方ができます。
ラズパイには拡張用の増設ボードが売られています。
ハイレゾに特化した、高級オーディオ用の半導体チップを使用している製品も存在します。
これらを組み合わせることで、安価で小型なオーディオ用コンピュータが製作できます。
ミュージックサーバーの作り方
【必要なもの】
- ラズパイ本体(RaspberyPi 3 または4)
- ケース
- USB電源(スマホ充電用のものでOK)
- ラズパイ用DACボード
- スピーカー
- 必要に応じてコード類
- Volumio(あるいはMoodeAudioなど)
- インターネット環境
- ラズパイ設定用パソコン(WindowsでもMacでもどちらでもOK)
これくらいあれば大丈夫です。
最低限、パソコンとインターネット環境がないと、ラズパイは導入できません。
音楽の聴き方
組み立て終わってからについてですが、Volumioは比較的Spotifyと相性が良いので、スマホやパソコンにインストールしたSpotifyを使用してラズパイを鳴らす、という方法があります。
また、MacやiOSについては、出力をラズパイに切り替えることで簡単に音楽が聴けます。
NASを使い、NASから音楽データをストリーミングする、という方法もあります(ただし、音楽のファイルが必要)
Volumioはインターネットラジオ局にアクセスできるようになっているので、それを聴くこともできます。
ハイレゾ音源を販売サイトから購入し、それを聴くことも可能にです。
(私は、Spotifyを使用するのが1番だと思います)
導入手順
- ラズパイ本体とDACを接続し、ケースに組み込む
- パソコンを使ってVolumioをインストールする
- 設定をする
- スピーカーに繋いで音楽を聴く
導入手順の技術的なことに関しては、ここでは触れません。
ただし、ネット記事を参考にすれば必ず動かせます(さほど難しくありません)
大事なのは、製品選びです。
オススメの組み合わせ
音質にこだわるのなら、最低限、以下のセットで組み立てればかなりの高音質が期待できるかと思います。
なお、オーディオは音質にこだわるとキリがありませんが、これくらいのセットであれば満足できる地点まで到達できるのではないか?という組み合わせにしています。
ポイントは、
という組み合わせにしている点です。
いい音で音楽を聴きたい方、興味のある方はぜひお試しください。