ネットワークオーディオ|音楽をワイヤレスで
ネットワークと音楽
インターネットで楽曲が1曲から簡単に購入できるiTunesStoreが始まったのは2003年のことです。
いまや、音楽はスマホからでも購入できるようになりました。
さらに、毎月定額で何千万曲もの楽曲が聴き放題のAppleMusicやSpotifyなどといったサービスも広がって、音楽ソースとしてネットからの配信の割合は高くなってきています。
また、家庭用の無線LAN利用率は2015年の総務省の調査では54.4パーセントに達しており、現在ではさらに多くの家庭で無線LANが導入されていると推測されます。
つまり、ネット経由で音楽を聴く機会が増えているということです。
ワイヤレスで音源と繋がる
無線で音楽が聴けるということは、それだけ機器の設置や移動の自由度が高く、ネット配信される音楽にアクセスできるので音楽の幅が広がる、というメリットもあります。
また、コードを繋ぐ必要がないので、例えばスマホから音楽を機器に送信して音楽を聴いたりすることも可能になります。
実際、ネット閲覧の際にLANケーブルから解放されたことで自由度が大幅に増えたように、ワイヤレス環境は実に便利です。
発想の転換
高音質を目指す場合、やはりケーブルで接続してあった方が確実ではあります。
ですが、音源はデジタル化しています。
デジタルは、その設計上、ノイズに強く、ちょっとした誤差にも耐性があります(しきい値という考え方があり、ある程度誤差があってもそのしきい値を越えない限り元のデータと同じとみなされる)
ということは、理論上は情報として伝わればよく、データの入力方法は信頼性があるかどうかだけの違いしかありません。
無線LANを使っても、それは同じこと、というわけですね。
もはや高価なCDプレーヤーはいらないか?
もうこうやって割り切った考え方をしてしまうと、CDプレーヤーがいらなくなる時代も近いかも知れません。
ネットでは配信されていない楽曲を聴きたい、あるいは自分の昔のコレクションを聴きたい、というニーズ以外に、CDを聴く意味はもしかすると薄れていくかも知れません。
DSD音源などはデータ量が多いため、そもそもCDのフォーマットである650MBないし700MBの規格には既に収まらない(収まっても10曲も20曲も収録することは不可能)状態ですので、メディアとしてのCDは過去のものとなりつつあると言えるでしょう。
オススメ商品
ヤマハのネットワークプレーヤーをご紹介します。
価格は3万4000円ほどです。
この機器をご使用の際は、インターネット回線が家まで引かれていることと無線LAN環境あることが前提です(無線LANがない場合でも、この製品では有線LAN接続が可能)
また、ネット音楽配信サービスに加入していると、もっと利用価値が高まります。
ヤマハ ネットワークプレーヤー ハイレゾ音源対応 ストリーミング再生 シルバー NP-S303(S)
高音質化のための対策も取られていますし、ハイレゾ音源にネイティブで対応しています。
NASにデジタル化した音源を保存しておき、家庭内ネットワークを通して好きな音楽を聴く、ということも可能ですし、Alexaを接続することもできるので、声で機器を操作することもできます。
とても便利で利用範囲が広く、主戦力として活躍してくれること間違いなしです。