失敗図鑑|偉人たちの失敗|失敗は恥ではない
実は大事な失敗
失敗は誰にでもあります。
そして、失敗したことは、あまり世の中には良いこととはされません。
さらに、失敗したこと自体、表に出ないようにしてしまうことがあるので、目に触れられないことが多くあります。
しかし、です。
誰にでもあることならば、それを教訓として学ばないのはもったいないことだと思いませんか?
歴史は繰り返す、と言われます。
人生は誰でも初めての連続ですし、昔の人だってそれは同じことです。
だったら、過去の失敗事例を知っておくだけで、これからの成功を近づけることは可能なはずです。
失敗は悪いことばかりではない
もちろん、許されない失敗もあります。
ですが、失敗したことだけを責めても、何も生まれません。
シリコンバレーの起業家は、1度失敗したくらいの方が逆に投資家から信頼を得られる、という話もあります。
上手くいかないのは当たり前です。
上手くいかなかったことを体験しているだけで、それは大きな財産です。
そこから努力することが重要です。
失敗したからといって、それはなんの役にも立たない、ということではなく、次の挑戦のための重要な材料となるのです。
失敗した、ということは、挑戦した、ということの裏返しです。
失敗したことがない人は、挑戦した数も少ないはずですし、失敗を嘲笑う人ほど挑戦したことがない人です。
人類の発展は、挑戦が生み出してきたわけですから、失敗したことをただいたずらに非難するというのは、明らかに間違いです。
偉人たちの失敗
歴史は勝者が書き換えていくものです。
実際は、勝者になるまでには数々の失敗があります。
この本を読むと、偉人でさえも失敗していることがよくわかります。
小学生向けに書かれた本ですが、大人が読んでも面白い本です。
野口英世は人から借りた大事なお金を遊んで使い果たしていた、とか…
与謝野晶子は誰も言えないことを正直に表現して世の中から干された、とか…
そんなエピソードがいっぱい出てきます。
偉人だって、人間だったということがよくわかりますし、偉人ほど盛大に失敗していることがわかります。
自分が抱えている問題なんて、実はものすごく小さな問題で、そのことを非難されているかもしれないとしても、本当に些細なことなのかもしれない、ということに気がつくかと思います。
逆を言えば、それくらい私たちは失敗を「恥」ととらえている、ということかもしれないですね…
(何もしない方が、人生にはよくない気がするのは私だけでしょうか?)